起業失敗談 社内ベンチャー編

それはもう10年くらい前になるか・・・・

私はエンジニアとしては順調にキャリアアップをしていました。プログラマからSEとなり、小規模ながらプロジェクトマネジメントも行うようになった30代後半。

これから先どんなキャリアアップをすればいいのだろう?と自問自答し始めました。

プロジェクトマネージャから先のエンジニアのキャリアパスって難しいんですよね。ココから先は社内で出世して管理職なるか独立してコンサルタントになるかくらいしかロールモデルがないんです。

社内を見渡しても吸収合併で食われた側の出身だった私は、社内の主流派になることは難しい感じでした。

そこでリクルート系の転職エージェントにキャリアアップできそうな仕事を探してもらったんです。そしたらあっさり見つかりました。しかも部長待遇だって!しかも業界内でもそこそこ有名な企業ですよ。

面接をうけたら、新規事業を始めたいが技術がわかってアミューズメント系のビジネルもわかる人がいないそうで、面接の時点でほぼ内定いただきました。

そしてめでたく新規事業部の技術部長として働くことになりました。

新規事業に関しては詳細は書けませんが、要するにネット系企業がテレビ事業に参入しようということです。今だとAbemaTVとかが成功例ですね。

さて、立ち上げフェーズからの参加ですが、毎日ブレストばかりです。内容的には経営方針とか、どんなコンテンツを出すべきかとかの話ばかりでしたので、この時点では技術者としては特に活躍する場所はありません。

ほとんどは企画内容を聞きながら、実現可能性のジャッジと作成した場合の予算感を調べる仕事です。

そんなこんなで半年ほど経ち、ようやく作るものも見えてきたと思っていたら、突然、新規事業の担当者が会社に来なくなった。失踪?

心配していると悪いうわさが。。。。「どうやら新規事業なくなるってよ」

はい、それから1か月も経たないうちに正式な発表がありました。え?どうすんの俺?

書ける範囲で書くと、その会社は高い株価を原資にお金を借りて、買収と事業拡張を繰り返していたのですが、株価の維持ができなくなり、資金繰りが厳しくなってしまったようです。かなり無理していたようで私が退社した後に株価操縦で社長が逮捕されたりしてちょっとした事件になりました。

私自身は会社に残るというオプションもある旨、提案頂きましたが年収も下がるし仕事内容も既存のシステムの管理者として、細々と仕事をしていくような感じになるようで、辞めることにしました。

この時の不完全燃焼感が、その後にMBAに行ったり起業をしたりと、技術そのものからビジネスに興味が向かったきっかけになっています。

人生にIFはないのですが、もしあの時、新規事業が順調に進んでいれば私の人生も全然違うものになっていただろうなあと、今でもたまに思うことがあります。

起業実体験 失敗談

今後は新規事業に関わる案件をメインターゲットにしたいと思っています。であれば、私の起業とその失敗経験をここで公開するのがよいのではないかと。

ちょっと残念な話ですが私の起業経験をお話しします。

それは数年前のことでした。私がまだMBAでマーケティングやらを勉強している時に、友人のA君がこんなふうに話しかけてきたのです。

「中国人の友人がEコマース事業を立ち上げたいらしいんだけど、キミってIT系の人だよね?手伝えそう?」

私自身、エンジニアとしてのキャリアの限界を感じてMBAで勉強していたのですからこれは渡りに舟。すぐにその中国人と会って話すことにしました。

事業の内容はざっくり言うと、日本に住んでいる中国人の多くは転売で小遣い稼ぎをしている。具体的にはSNS等で日本の商品の注文を本国から受けて個人輸出している。

この小遣い稼ぎをしている中国人を楽天のようなEコマースサイトにあつまれば一儲けできるんじゃないか?

ということです。確かに既に市場がある上、中国経済も順調そうだったので協力することにしました。当初は相談ベースでしたが、どんどん話が進んで、とうとうシステム開発をするところまで来てしまい、私自身もある程度の金額を出資することになりました。

メンバーも増えてきたので会社組織とし、名目上のCTOに就任。システム周りの業務を受け持ちました。

でも収入はまったくない状態で経費だけが出ていく状態。。。。

あたりまえですがサイトを作る間は無収入ですし、できあがったサイトに中国人の売人が入ってビジネスが回りだすまで入金はありません。かなりの運転資金が必要だったのです。

まあ、残念ながら売人はそうそう集まらず、ビジネスが軌道に乗る前にメンバー間の対立で空中分解となりました。

今から思うと、コマースビジネスを始めるにはもっと運転資金が必要だったと思います。それには個人出資のレベルではなく、企業にそれなりの出資してもらう必要がありました。

とまあ、こう書いていると愚痴のように見えますが、失敗したものの、やっている間は楽しかったし、今でも良い意味で懐かしく思います。

そして、もしこれから起業をしようとする人がいるならば、この経験を活かして多少なりとも協力ができるかもです。

さて何書きますか

ブログの投稿も3記事目、そろそろ役立つ情報を提供せねば!

というわけで、一発目は、なんでITエンジニアの料金はこんなにも高いのか?について説明します。

ITエンジニアといってもスキルレベルによって値段はさまざまですが、まともな、使える、安心できるエンジニアを1か月雇おうと思ったら、月に50万円~70万円は用意しなければなりません。

普通のアルバイトとか、派遣の事務員とかに比べると、びっくりするくらい高いと思います。

これには2つの要素がからまっております。それは専門性と多重派遣構造です。

まず、ITエンジニアという仕事ですが勉強することがとても多いのです。プログラミングだけならいいのですが、データベースとか、インフラとか、通信とかジャンルが幅広く、しかも専門性も深い。

医者とか弁護士とかに比べればたいしたことないとは思いますが、それでも毎日勉強する必要がある職種です。

となると、人材の希少性は高まっていきますので値段が上がるのは必然だったりします。

そしてもう一つは多重派遣構造です。エンジニアの多くは会社に所属しており、そこから客先に常駐しているケースが多いのです。

しかもダイレクトに客先に行くケースはまれで、いくつかの派遣会社を経由しています。これは厳密には多重派遣で違法なのですが、IT業界ではまかり通っております。

たとえばエンジニアに70万円の報酬を払っていても、実は中抜きしているA社、B社とあって、エンジニアの所属する会社には50万円しか払われていないというケースはよくあります。

50万円といっても会社を運営する経費などを考えると、エンジニア本人には30万円程度しか渡されてなかったりですね。

ブラックな企業は手取り20万円いかないこともあります。

このように、希少性があり、かつ業界が高コスト体質なことからエンジニアの値段は高めに設定されているのです。

これを打破するサービスとしてクラウドワークスとかランサーズのようなWEBサービスが出てきておりますが、これもなかなかうまく活用されていないケースが圧倒的だったりします。※クラウドワークス、ランサーズ系の問題点は別の記事でまた詳しく書きます。

じゃあ、安くて安心できるエンジニアを見つける方法は無いのかと言うとあります。というか探せばすぐ見つかります。

例えば異業種交流会とかエンジニア同士の勉強会なんかに行けば、お手頃な値段のフリーランスエンジニアを見つけるのは割と簡単です。最近だとマッチングアプリなんかもあります。

ただ、エンジニアのレベルはエンジニアでしか判断できないので、これから雇おうとしている人がアタリなのかハズレなのかを見分けるのは、ちょっと厳しいのかもしれません。