IT業界話

傭兵部隊でも隊長は必要な件

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昔々、会社の命令で大規模な案件に入った時のお話をします。

その現場は多重派遣の傭兵ばかり集められた部署で正社員はおらず、結構な割合でフリーランスの傭兵もいました。スキル的にはまあまあ高かった記憶がありますが、正直まとまりには欠けてましたね。

プロジェクトを管理する人がダメで、誰が誰に指示するとかフォローするとか決められてないんです。なので一人一人のエンジニアが自力で仕様を理解して自力で実装をしてました。

本当なら中心になっているエンジニアがフォローするとか、手順を教えるとかがあってよさそうなのですが、基本は資料を読んで作ってくださいというスタンスです。

中心的なエンジニアも傭兵だし、自分のノルマで手いっぱいなのでしょう。

結果、コーディングに関してはプログラマの裁量に任せる方針で、正しく動けばヨシ!

となりまして、オレ流プログラムの嵐で保守性は最悪でした。まあフレームワーク使ってたんで最低限のルールはあったのですが。。。

しかも、みんな我流OKなんでお互いのコードをチェックしないんですね。

私も明らかにバグだろーと思われる他人の実装を見ましたが指摘しませんでした。

ノルマがキツイので余計な口出しして自分の作業が遅れるのも困ります。

そもそも話したことなんてほとんどないし、そんな関係値でいきなりバグを指摘したらケンカになるっしょ。

その現場は単価こそまあまあ高かったものの、私語が禁止で休憩時間とかもきっちりカウントされる居心地の悪い現場でした。

要は客がケチなわけですよ。しゃべっている=遊んでいる という理解しかできない残念な現場です。

なのでエンジニア同士もお互いのことをよく知らないまま、ハマっても相談もせず自力で解決。無理やり解決するからとんでもない構造のプログラムを書いたりしてました。

当然ながらこんな現場が成功する訳もなく、テスト段階でバグ出まくりです。

仕様書通りには作ってありますが仕様に書かれてない部分は何も考慮されてないですから。

一応プロマネは存在しましたが、客側の立ち位置なんで開発方針にはあまり口出しせず、進捗だけ管理する人でした。

軍隊で言えば隊長がいない部隊がやみくもに戦っているだけの世界です。

せめて、、

このプロジェクトはAさんが長いから、みんなAさんの指示に従ってください。Aさんはみんなのフォローとレビューお願いしますので、ノルマは軽めにします。

と決めればいいだけなのに、それができないのはなぜ?

多分ノルマが少ない人を作りたくないのだと思います。ケチだから!

プロジェクトマネジメント自体にもコストはかかるわけで、このコストをケチったらプロジェクトは死にますよ。

それと、自己否定のようですが、責任のあるポジションには社員をアサインしましょう。傭兵はしょせん傭兵なわけで、プロジェクトがどうなろうと金さえもらえればOKなんですからね。

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