ニュースなど見ると就職などではIT業界はすっかり学生から嫌われているようです。キツイし安月給だし理不尽なことばかりだから仕方ないですね。
多分、他のキツイと言われている業界、たとえば介護とか飲食と、いい勝負なんじゃあないでしょうか?
まあ、わたしゃ他の業界で仕事をしたことはありませんが、どう考えても理不尽なことが多すぎるのです。
その待遇は、まさにIT奴隷と言ってもよい。
えーーと、IT業界の問題点としては偽装請負に多重派遣だとか、デスマーチとか、人材を使い捨てにする体質とか数え上げればきりがありません。
でもそんな不条理な業界でも、うまいことやっている人たちもいます。
カイジのゲームではないですが、IT業界にも皇帝、市民、奴隷が存在します。しかし、ほとんどの人が奴隷状態にあります。
ある程度スキルがついてきて、フリーランスとして独立して、ようやく市民になれるという感じです。
会社を興して億万長者になるとか、世界と渡り合えるトップエンジニアなどは皇帝かと。
奴隷エンジニアは会社に所属している限り常に無理難題を言われるし、それを断ることもできずに死ぬ気で働いて、鬱になったら捨てられる。。。そうゆう世界です。
私は元請、下請け、自主開発といろいろ会社を移りましたが会社組織に所属する限り、本質は変わりません。
しかしフリーランスで飯が食えるようになれば、嫌な案件は断ることができます。そこが奴隷と決定的に違うところです。
もっとも、奴隷でも休みナシで働き続けるデスマーチ状態というのは数年に一度くらいなので、意外に平穏無事な期間もあったりします。なので自分が奴隷であるという自覚が無い人も多いです。
もっとも優秀な人ほど炎上プロジェクトを任されて、いつもデスマーチにハマっている感じです。むしろ無能なヤツの方がIT業界には居やすい。
優秀な奴ほど潰される世界。。。これも不条理です。
とまあ、この業界の毒を吐きました。
正直に言えば、若い人がわざわざこんな腐った業界に来る必要はないと思います。
でも、プログラムを組むことは意外に面白いですよ。システムを作ること自体は楽しいと思います。
なので、もしどうしてもITでメシが食いたい若者に助言をするなら。。。
最初の数年は奴隷として死ぬ気で働け!そしてスキルを上げて独立しろ!
という感じでしょうか。