今日はおっさんエンジニアのたわごとです。
タイトルの通りでIT技術は次から次に新しいものが出てきているのですが、実は基本は何も変わっていないのです。
例えば車で考えてみましょう。車を構成するのは
タイヤ シャフト エンジン ハンドル ブレーキ
これって車が生まれたと同時に生まれて、基本的な機能は変わっていません。
同様にITの世界も
2進数計算 CPU メモリ ディスク TCP/IP HTTP
と、こちらも基本技術はここ20年でほとんど変わっていません。
変わっているのは開発言語や、ミドル以上で動くソフトウェアなのです。ハードの容量と速度が上がってきたので、それに合わせてソフトも進化しましたが基本的な部分は何も変わらず。
今ではクラウドとかAIとかが話題になっていますが、それも基本技術の延長線上で実現されているものです。
再度、車で例えると、ギアがオートマになったとかナビが付いたとか電装系が進化したとか、そんな感じです。
クルマの基本構造は何にも変わってない。
ということを前提にして、これからITエンジニアになりたい人に伝えたいのは、まずは基本的な知識を知っておく方がいいということ。
昔はパーツを組み合わせてパソコンを作ったりしましたが、今はノートが基本なので、ハードをじかに見る機会が減っています。特にサーバはクラウドが基本になっていくので、サーバというものが物理的なコンピュータであることすら理解できないかも。
だからこそ、基本的なITの構造を知っているかどうかで、エンジニアの伸びしろが変わってくると思う訳です。
基本構造を理解して使うのか、構造は理解してないけどとりあえず動かせますというのか。。。
今後、エンジニアにフルスタック的なスキルが求められていくのであれば、基本的な構造を網羅的に知っておかないとフルスタックな対応はできません。
では、どうすればいいか?
基本的な技術に関する書籍を10冊程度読めばよいと思います。重要なのは言葉を覚えるのではなくて、WIKIでもなんでも使って腑に落ちるところまで構造を理解することです。
まあ、優秀なエンジニアが少ない方が、私的にはライバルが減っていいんですけど、年を取ったので説教くさいことを書いてみました。